人気ブログランキング |

<   2011年 10月 ( 20 )   > この月の画像一覧

連休。

久しぶりの「連休」。この土日です。

原稿2本上げました。

研究室で原稿を書いていると、
先日の研修会に参加していたM野さんや、
M前さん、A柳君、T見さん、等々、今から4年前
の卒業生が研究室に顔を出す。

何しに来てたんだろう(笑)。

科研の修正文書も完成し、ずいぶん仕事が
捗りました。

しっかり睡眠すると、しっかり仕事が出来る。

明日からもそのようにしたいと思っています。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-30 19:49 | 雑記

社会科教育実践ハンドブック。

過日、全国社会科教育学会が編集した書籍が出版されました。

「法教育」関係では、江口先生、大杉先生の「重鎮」がそれぞれ寄稿
されています。江口先生の玉稿は、「法教育」の実践の在り方について
執筆されたものだと思います。大杉先生の玉稿は、アファーマティブアクション
を事例にした授業事例を提案されており、なかなか面白いです。

どうも、明治図書のホームページからは購入できないようです
(もう「品切れ」だそうです)。

全国社会科教育学会のホームページを拝見すると、同書が格安で
購入できるようですので。是非、興味のある方は下記のホームページから
購入されてはいかがでしょうか(詳しい目次も示されています)。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssra/pdf/tokubetuhanbai201110.pdf

私の後期の講義では「教科書」にしています。
本学関係者で購入希望があれば、橋本まで。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-29 17:41 | 研究のこと

福井県教育研究所研修講座(2011)。

過日、標記の研修講座を担当してきました。

B102 小学校社会科(Ⅱ)研修講座-公民的資質を育てる-
B112 中学校社会科(Ⅱ)研修講座-公民的資質を高める-

受講生は、初任者(本学出身者が多かったですね;懐かしい顔を
見ました、元気そうで何よりでした)中心で、10年研で講座に出て
おられる先生、遠く美方高校に勤務されている先生、など、20名
程度の先生にご出席頂きました。

*講義Ⅰ 公民的資質の育成と社会科授業(9:45-10:45)
 公民的資質の定義(谷川及び祇園による定義)と、その「曖昧さ」
 について指摘し、公民的資質の定義の「曖昧さ」も関係して、
 様々な目標論に基づく社会科教育論が多様に展開していること、
 そして、その代表的な教育論として、科学主義、合理的意思決定
 主義、社会参加などがあり、それぞれの理論と意義、授業例につ
 いて紹介しました。

*講義Ⅱ 公民的資質の育成と「法教育」(10:45~12:00)
 公民的資質を育成することと、「法教育」を結びつけて説明しました。
 具体的には、法的資質を育成するための知見として大切なことは
 「価値・原則」に関する理解であること、法的資質に関係する能力と
 して大切なことは「法的思考」であること、法的資質に関係する態度
 として大切なことは「法的参加」に関係する態度であること、などです。

*演習 模擬裁判DVDを使って公民的資質をどう養うのか(13:00~14:15)
 いつもの?DVDを使って、模擬裁判を先生方に経験して頂き、その
 後で、公民的資質を養うためにどのような授業を組織するのか、DV
 Dを活用して、何をどう教えるのか、説明しました。

今回参加の先生方はいずれも熱心です。昼食後のDVDは眠気を誘うのですが、
全くそのようなこともなく、、、そして、報告で示された模擬裁判の「論点」もしっかり
把握しておられ、これまでこのDVDを見て報告して頂くことは多かったのですが、
一番レベルが高かった。本県の先生方の水準の高さを改めて再認識しました。

本年度担当分の都道府県・政令市主催の研修講座は今回をもって全て終了。
そろそろ違う話の組み立て方をしていく必要がありますね(初めて聞かれる先生
は面白いと思われるかもしれませんが、こちらが飽きてきましたので;笑)。来年
に向けてネタ探しをしたいと思います。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-27 12:39 | 教育のこと

パナウェーブ。

一時期、世間を騒がせた「白装束」軍団。
実は福井市内に定住しています。

福井新聞のネット版を見ていると、パナウェーブの記事
が掲載されていました。

あの「出来事」は何だったのか。
世の中多様なのですから、寛容な精神が大切ですし、
意外に保守的な「福井」に定住したのが良かったと思います。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/31202.html
by yasuhirohashimoto | 2011-10-26 20:40 | 雑記

全国社会科教育学会研究大会(2011)学生コメント。

以下、列挙します。是非ご批判下さい。

①自由研究発表第4分科会 佐藤章浩先生(院生M1 K君による批評)

第4学年の「安全なくらし」の単元では,警察や消防の工夫や努力を知る,といった学習がよく行われる。そんな中,佐藤氏の発表は津波を題材とし「リスク概念」という概念を習得させる実践を示している。ここで言う「リスク概念」とは,公共政策に関わるものであり,実質的なリスクと社会的資源を勘案し行政の対策を説明しうるものである。この実践の指導原理として佐藤氏は①視点の切り替え,②極端なシチュエーションへの追い込み,の2点を挙げており,この指導原理により「リスク概念」を習得するに至っている。では,警察や消防の学習において「リスク概念」を用いて社会認識を形成することは可能であろうか。もちろん可能であると私も考える。しかし,その際には行政の面だけの「リスク概念」を考えるだけでよいのか。リスクをゼロにできない自然災害とは異なり,犯罪の「防犯」,火事の「防災」は市民レベルでもリスクを減少させることが可能である。今後は,市民レベルでの「リスク概念」を考えていく必要があるのではないかと感じた。

②自由研究発表第5分科会 疋田晴敬先生(院生M3のG君の批評)

 本発表では、「死刑制度の是非」を通して生徒に価値観形成を行なわせるのであるが、「死刑制度」と「生命」という問題は、「国家の社会秩序形成」と「人権保障」が対立する社会的論争問題であるとしている。この指導案の魅力は、社会的論争問題を生徒に考察させる過程において、価値葛藤、「基準」自体の吟味、再構成、価値の明確化、意思決定から価値観形成に至らしめるという点である。課題点としては(1)事実認識を深めるほど「冤罪が怖い」という結論に収斂し、死刑制度反対派に偏ってしまうという点(2)他の「基準」になれば当然重視される価値も変わるのであるが、それがみられず同じ「ものさし」で見ていること(基準の吟味が弱い)が挙げられる。特に後者の「どのものさしで見るか」は価値教育全般のテーマであり、また価値の序列化(どの価値を高次に据えるか)という課題に対しても価値を扱う上で考慮に入れなければならない課題であるといえる。

③自由研究発表第6分科会 松岡 靖 先生(M3のN君の批評)

松岡氏のメディア社会解釈学習は、①問題提起②構造分析③解釈構築④解釈吟味の手順で行われる。今回、尖閣諸島中国漁船衝突事件を題材に、「なぜみんなの知りたい映像を流した保安官が辞めないといけないのか」と問題設定した。次に保安官が動画サイト(YouTube)に映像をアップするまでの仕組みを理解した上で、保安官という公務員の立場、「表現の自由」の保障について学習させる。また保安官の置かれている社会的立場と「表現の自由」との対立の中で保安官の行動について考え、支持・不支持のグループの中で、それぞれ法律を作成する。最後に「表現の自由」が守られるために大切なことは何かを考えていく。本発表では、人々の表現がコントロールされる現代のメディア社会の構造を読み解き、解釈を吟味し、小学校憲法学習に新たな示唆を加えている。これまでの小学校憲法学習は、3つの原則を確認することに留まっていたのに対し、具体的な教材を通して憲法の理念を考えさせているという点で意義深い発表であった。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-24 19:32 | 研究のこと

今日は札幌にいます。

日本社会科教育学会が北海道教育大学札幌校で開催されているため。

JRの駅から大学まではずっとまっすぐの道。徒歩20分程度。
大学の土地も広く、校舎も快適。どことなく先日訪問したココモ校に
似ています。

明日は学会二日目、課題研究でコメンテーターを務めます。
明日午前中はその準備をしっかりしようと思っています。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-22 17:12 | 研究のこと

新聞を活用した教育の推進を図る委員会(201110)。

過日県庁で標記の会議が開催されました。
福井県では、今年度よりNIE活動を積極的に進めるために、様々な事業を
起こすことになり、その企画について検討する会議が標記の会議になります。

第1回目の会議では、広部教育長のご挨拶の後、中島文男先生による
進行の下で、「シンポジウム」「ワークショップ」「こどもコラムコンテスト」について
検討が加えられました。

来月2回目の会議があり、今回懸案として残っている「こどもコラムコンテスト」
について検討が加えられることになります。

引き続き、委員の先生方、よろしくお願いいたします。

なお、詳細は下記の新聞記事を参照ください。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nie/31092.html
by yasuhirohashimoto | 2011-10-21 19:56 | 研究のこと

福井県高等学校NIE研究推進会議(201110)。

過日、標記の会議が福井新聞社で開催されました。
昨年度から始まった同会議。4つのグループに分かれて研究活動を
進めてきました。今回から新たに2名の若手高校教諭を加えての
「再スタート」です。

「歴史認識」グループの発表
「言語活動」グループの発表
「論理的思考力」グループの発表
「批判的思考力」グループの発表

それぞれが、今年取り組んだ公開授業並びに執り行った実践について
報告をし、私からコメントをしました。それぞれのグループの発表内容に
ついては、年度末の会議が終わった後、ブログに掲載したいと思います。

「歴史認識」グループは武生高校を中心にこれまで公開授業などに取り組んで
きましたが、今後は「親鸞」を取り上げたNIE授業を「公開」する方向です。
「言語活動」グループは若狭高校での公開授業と若狭東高校での日常的な
NIE活動について報告されました。
「論理的思考力」グループが実は一番心配だったのですが、「バイアス」を基軸
にして、「個人のバイアス」「社会のバイアス(新聞によるバイアス)」「バイアスを
踏まえた社会参加」といった一連の「流れ」を作り上げて、具体的な指導案が提起
されました。特に「個人のバイアス」は心理アプローチによる授業づくりだったので
とても興味深く聞かせていただきました。
「批判的思考力」グループは高志高校での実践授業「新聞の一面を作り上げる」
の報告が中心でした。「新聞」だけではダメ、NIEだけでは不十分。他のメディアで
取り上げる内容を含めた社会科授業づくりの必要性を説かれた点は、「NIEの限界」
を示す上で有意義でした。

福井のNIE「高校部会」はどんどん進化しています。年度末の最終報告が楽しみです。
来月には仁愛女子高校による実践公開もありますし、上記の公開授業(他にも)も予定
されています。先生方の頑張りには脱帽です。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-18 18:33 | 研究のこと

教員採用試験の結果(2011)。

先週金曜日、福井県の教員採用試験の結果が判明する。
今年は180名超が合格。昨年より20名程度多くの合格者が
出ています。

橋本ゼミからは、大学院M1のK君が「合格」し、来年度院修了
年に「特別選考」を受けることになります。

福井県は大学院に進学(予定)の学生さんが、福井県教員採用試験
を受験しその際「合格」水準に達していた場合、大学院修了時に「特別
選考」(面接)を実施し採否を決める制度があります。

昨年度橋本ゼミだった現教職大学院M1のK君も学部4年時にこの制度を
利用し「合格」となり、来年「特別選考」を受けることになります。

近県ではこのような制度は皆無ですので。「優秀」な人材を早めに確保
しようとするのが本県の狙いなのでしょう。良くできた制度だと思います。

社会科からは、他にこの4月に卒業して、中学校で講師をしているS君も
合格したと聞いていますし、昨年の4月に卒業して教職大学院に進んだ
M君、講師をしていたTさん、一昨年度卒業のM君、以前院生だったN
君が合格したようです。

まあとにかく、福井県を受験する場合は「専門」の点数をいかに高めるか、
それに尽きます。非常勤の時間数をなるべく少なくして、「専門」の勉強時間を
しっかり確保すること。それが合格への「早道」です。

上記の中学校の講師をしていた君の場合は、相当数のコマもたされていたようですが、
かなり「専門」の勉強をしたようです。精神力がないとなかなかこうはいきません。
また、K君の場合も、高校で非常勤をしながら、大学院の講義も受けて、そして、教採
も「合格」ということ。これも相当大変だったと思います。

今年残念だった皆さんは、月並みですが、来年こそは合格するように頑張って下さい。

***************************************
橋本ゼミからは、来年、京都府で中学校社会科教諭になるG君と、前述のK君が
合格しました。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-17 07:53 | 研究のこと

但馬中学校教育研究会社会科部会研究大会。

過日、兵庫県朝来市立朝来中学校で開催された標記の研究大会に参加してきました。
前日姫路まで移動し、翌朝朝来中学校へ移動。朝来市は、兵庫県の中部に位置し、
緑豊かな地域です。

研究大会の内容は以下の通りでした。

(1)公開授業(13:30~14:20)
 地理的分野 1年 身近な地域を調べる 朝来市立和田山中学校 山下教諭
 歴史的分野 1年 原始から古代へ    朝来市立朝来中学校   岩野教諭
(2)全体会(14:30~15:15)
 ① 開会挨拶 社会科部会長 前田由記夫校長
 ② 来賓祝辞
 ③ 研究報告 朝来市立梁瀬中学校 三木教諭
 ④ 指導助言 但馬教育事務所 田渕主任指導主事
 ⑤ 閉会挨拶 社会科部会副会長 池田哲彦校長
(3)講演(15:30~16:30)
 演題「新学習指導要領中学校社会の重要ポイント-公民的分野を中心にして-」
 講師  橋本康弘

公開授業のうち、地理的分野の授業は、今と昔の和田山の地図を見比べながら、その違いを子どもたちに発見させ、「なぜ和田山がこんなに変化したのか」を仮説を立てて追究させる授業でした。歴史的分野の授業は、①縄文時代・弥生時代、②古墳時代・飛鳥時代・飛鳥文化、③奈良時代・天平文化、④平安時代、⑤国風文化の5つのグループに分けて、この時代を大まかに捉えるキーワードを生徒が選び、それがなぜ大まかに捉えるキーワードなのかを説明させる。そして、「原始時代から古代」についての特色を前半・後半に分けてキーワードを使って説明する文章を作成し、この文章をグループで検討させるといった授業でした。

いずれも1年生の授業ですので、できることは限られている。地理は比較的子どもたちと学習のねらいがマッチしていて、教師の「想定」(ねらい)通りに進んでいく。一方、歴史は先生の学習のねらいがどこにあったのかを聞いてみたかったのですが、「ムラからクニへ」といった時代の「構造」を生徒が意識させて回答させるのか、習ったことを文章でつなげて説明させれば良かったのか、どちらを先生が「想定」されていたのか、によってこの授業の評価も変わってくるように思えました。

最後の私の講演は、「思考力・判断力・表現力の育成が改訂の重要ポイント」「そのためには言語活動の充実が必要になっていること」「質の低い言語活動を求めていないこと」「公民的分野で求められている言語活動は、知識や概念、技能を活用したものであること、特に概念を活用することによって初めて質の高い言語活動になること」「社会参画や伝統・文化、宗教なども改訂のポイントであること」「公民的分野の全体構造は、習得-活用-探究を意識していること」「公民的分野の習得項目には、対立と合意、効率と公正があること」「対立と合意、効率と公正の定義」などなどをお話しました。

地理や歴史の話をもっとすれば良かったのですが。歴史はそんなに変わっていないですからね。地理は特に取り上げて説明すれば良かったなあと思いつつ、時間に限りがあるので、仕方ないですね。

但馬中学校教育研究会社会科部会の研究が益々進展しますように祈念しています。
by yasuhirohashimoto | 2011-10-16 08:54 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る